STUDIO
個性あふれるおしゃれな空間で最高に楽しいキモノ時間を。
あなたが表現してみたい、とっておきの1枚を。
こだわりの空間
人間と同じように壁も床も生きています。時の流れとともに、色も段々落ち着いてきます。
調湿を繰り返したり、紫外線を浴びたり、使い込んでいくと益々味のある雰囲気になると思います。
時間の経過を楽しめるフォトスタジオとしてエイジングを楽しんでいただけたらと思います。
アンティークドア
フランスからとっても素敵な彫刻が施された120年前のドア。220cm
フランスではそれぞれがデザインしていた為、流行で似ているものがあっても同じデザインがありません。
ナチュラルなカラーと裏が爽やかなホワイトで古い中にも可愛らしさがあります。丸くカットされたドアは珍しく、日本でも本当に珍しいアイアンのフレンチのドア、誰とも被らない1点ものです。
こちらの彫刻はとっても凝っていてアートなデザインで華やかな印象。クラウンの紋章から港町の行商の扉だったとか。
お客様をこんな素敵な扉でお出迎えしたいと今回スタジオをメインドアとして選びました。
木製サッシ窓
窓には、従来の既製品のアルミサッシではなく、オーダーメイドの⽊製サッシを使⽤してい ます。
古くは⽇本でも⽊窓が使⽤されていましたが、耐久性や⾬仕舞い、コストの点から ⾼耐久・⾼性能のアルミサッシが主流となり、⽊窓が使われることが少なくなりまし た。
⽊窓の温かみや⼿触りの良さはそのままに、⾼度な技術により⾼性 能・⾼断熱な⽊製サッシを製作しています。今回使⽤した樹種は『オーク材』で、外国では 昔から窓枠や家具に使⽤されています。
経年変化で⾊の深みやツヤが出て、時が経つごとに ⾵合いが増していきます。
格子戸
スタジオで最も⼤きい格⼦⼾(280cm)は、『⽥鶴浜建具』として有名な⽥鶴浜の熟練職⼈が製作。
この建具の特徴は、格⼦を組むのに釘を⼀切使⽤していないこと。裏表どこから⾒て も美しく⾒えるように『割貫き』という昔ながらの技法で横桟を差し込み竪格⼦を固定しています。
建具の⾊は、既存建物の基調⾊であるこげ茶とすることで、新旧で対⽐させた空間をゆるや かにつなぎ、調和させるための重要なファクターになっています。
格⼦⼾は、外壁から⾶び 出た⼾袋に全て引き込むことが可能です。建具を引き込むことで、既存和室と⼀体的に使⽤できるので、写真撮影やイベント時など最⼤限に空間を活⽤することが出来ます。
真鍮スイッチ
このスイッチは、富⼭・⾼岡の⽼舗鋳物メーカー『⼆上』が⽴ち上げた『FUTAGAMI』という⽣活⽤品ブランドの製品です。真鍮鋳物のドグルスイッチを取り付けた操作感の⼼地よいスイッチプレートです。
塗装を施さない無垢の真鍮で作られおり、時間と共 に表⾯が酸化し、時間と共に⾊合いが濃くなり、味わい深い⾵合いに変化していきます。 写真に映ることも考慮しこの美しいスイッチプレートを採⽤しました。
左官技術:壁・床
黒漆喰グラデーション仕上げ(壁3面)
黒漆喰と白漆喰を練り混ぜ2色の壁。
CO2を吸収、調湿、消臭、抗菌効果があります。
壁珪藻土押え仕上げ(壁:窓面)
石川県で製造されている珪藻土「MGポーダー」
能登の珪藻土と秋田の珪藻土のミックスをフラットに塗り、珪藻土本来の色をそのままに目に優しい色、落ち着く色と評価が高く、調湿、脱臭、断熱性等に優れた左官材料です。
コンクリート調色仕上げ(床)
水面に墨を流したようなイメージで厚く色付けしたり、透けさしたり、ぼかしたりして濃淡を表現。
窓台(滝ケ原石)
窓台には、⼩松市滝ケ原町で採掘される『滝ケ原⽯』を使⽤しています。
滝ケ原⽯は、美しく上品なブルーグレー⾊が特徴の凝灰岩で、古くは⾦沢城の⽯垣に使⽤されました。
近年では、奈良県 明⽇⾹村の『牽⽜⼦塚(けんごしづか)古墳』の復元⼯事(外壁)や、『ブルーボトルコー ヒー品川カフェ』に使⽤されています。社寺仏閣の⼯事も⼿掛ける、⼩松市の⼤⻄⽯材が⽯ の加⼯・取付⼯事を⾏いました。